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出張が多い。それは、私がIT企業でディレクターをしているからだ。週に3日は在宅だが、その週は確実に、どこかへ飛ばされている。子どもたちを送迎して、帰ってから資料を作って、明朝また駅へ向かう。その繰り返しの中で、スーツケースだけは良いものを持っていたい、とずっと思っていた。
数年前、夫の出張に同行した時のこと。ロビーで見かけたビジネスウーマンが、ドイツ製のスーツケースを颯爽と転がしていた。駅の階段を一気に上がり、新幹線の網棚に軽々と載せている。あれはなんだろう。後で調べたら、RIMOWA(リモワ)だった。「究極の操作性」「軽さと耐久性を両立」。何度も読んだ。でも、3万円を超える価格を見て、私は躊躇した。
本当に必要か。本当に使うのか。本当に、後悔しないのか。
そんな時、レンタルという選択肢を知った。楽天市場で見つけた、20日間のレンタルプラン。最初は「借りるなんて、変。買った方が安くないか」と思った。だが、実際に何度かレンタルして使ってみたら、むしろ、これは賢い判断だったことに気づいた。今回は、RIMOWAのスーツケースをレンタルで試すメリット、そして、実際にどのモデルが自分に合っているのかを、率直に書きたい。
RIMOWA サルサエアーLサイズ 20日間プラン|最初の一歩はこれ
楽天市場で評価★4.42/レビュー19件
初めてレンタルしたのは、このサルサエアーだった。20日間で約1万円。出張が多い私にとって、これは「試し」としては格好の金額だった。
実際に空港で転がしてみて、すぐにわかった。軽い。本当に軽い。以前使っていた無名メーカーのスーツケースは、中身が何もなくても存在感があった。だが、このサルサエアーは、手にした瞬間から「あ、これは違う」という感触がある。ハンドルを握って引っ張った時に、ケース自体の重さを感じない。内容物の重さだけが手に伝わってくる。こんなことってあるのか。
75cm、80L容量。5〜10泊のビジネス出張にちょうど良い。色はアイスブルー、ライムグリーン、ガーズレッド、ウルトラバイオレットと豊富だったが、私は定番のアイスブルーを選んだ。これが意外な盲点で、空港のターンテーブルで自分のケースを見つけるのが容易になった。黒いスーツケースばかりの中で、ブルーは目立つ。
マルチホイールシステムという、どの方向にも走行できる4輪の機構が搭載されている。空港の混雑した通路でも、足を引っ張るように転がすのではなく、スイスイ横移動できる。羽田の国際線ターミナルのような広大な空間では、これが本当に助かる。疲労が軽減される。
防滴仕様のファスナー、TSAロック、テレスコープハンドル。スペック表を見ると、すべてが「高級」に見えた。だが、実際に20日間使ってみたら、スペックではなく「使い心地」こそが価値なのだと理解した。
こんな人におすすめ:年3〜4回、5日前後の出張がある人。スーツケースの品質を試したい人。
こんな人には合わないかも:毎週のように移動する人(買った方が結果的に安い)。10泊以上の長期旅行にはサイズが小さい。
2026年4月時点、20日間レンタル約10,300円。
RIMOWA サルサLLサイズ 30日間プラン|定番中の定番。迷ったらこれ
楽天市場で評価★4.59/レビュー17件
サルサエアーで味をしめた私は、次に「より大容量」のモデルを試してみたくなった。それが、このサルサのLLサイズだ。30日間で約1万3,500円。レンタル期間は長くなるが、単日あたりの費用は実は安くなる。
重量は4.7kg。サルサエアーの3.3kgと比べると、1.4kg重い。「あ、これは差を感じるな」と思った。だが、容量は87L。10泊以上を想定した設計。夫と一緒に海外出張に行く時、このサイズなら自分たちの荷物をまとめられると判断した。
実際に、2週間のシンガポール出張で使ってみた。ノノ(年少)はおばあちゃんに預け、ハル(年長)は学校を休ませて同行した。その時、私たちの荷物を収納できたのは、このサルサLLのおかげだった。77.5cmの高さ、87Lの容量。ファッションアイテムや着替え、ハルのおもちゃまで、きれいに収まった。
内装はフレックスディバイダーシステム。荷物の量に合わせて仕切りを調整できるので、隙間を活かして効率的に詰められる。帰りの荷物が増えても、柔軟に対応できた。
色はマットブラック、レッド、マットブルー、マットブロンズから選べる。私は出張の時はマットブラックで、家族旅行の時はレッドを借りた(レッドは誰の荷物かすぐにわかる)。
このモデルは「リモワを代表するロングセラー」と説明されていたが、納得できた。派手さはないが、とにかく堅牢で、信頼できる。5年使い続けても大丈夫だ、という信頼感が、重量感にも表れている。
こんな人におすすめ:10日以上の海外出張・家族旅行がある人。1つのスーツケースで複数の用途をこなしたい人。長く使い続けたい人。
こんな人には合わないかも:軽さを最優先したい人。短期出張ばかりの人。
2026年4月時点、30日間レンタル約13,500円。
RIMOWA エッセンシャルライトLサイズ 30日間プラン|2024年の最新形。進化してる
楽天市場で評価★4.73/レビュー15件
これは、サルサエアーのリニューアルモデルだという。エッセンシャルライト。リモワ史上最も軽いスーツケース、との謳い文句。
3.7kg。サルサエアーの3.3kgとほぼ同等だが、容量は81L。つまり、同じ軽さで、より多く入る。「進化」という言葉が適切だ。
30日間で約1万6,400円。価格は上がるが、最新技術をいち早く試したい人には価値がある。実際に、私の友人(同じくIT企業の営業職)が「最新のエッセンシャルライトを試してみたい」と言ったので、一緒にレンタルしてみた。
空港での転がし心地は、サルサエアーと遜色ない。だが、容量の広さを感じるのは、スーツケースの底の方。サルサエアーでは「ぎゅっと詰めないと入らない」という局面が、エッセンシャルライトではスッと入る。81Lというのは、微妙だが確実な差だ。
テレスコープハンドル、マルチホイールシステム、TSAロック。基本機能は変わらない。だが、デザインは新しい。「エッセンシャル」という名前の通り、無駄を削ぎ落とした印象。色はブラック、レッド、ブルー、ホワイト、グリーン。5色から選べる豊富さもある。
友人が「これなら、買ってもいいな」と言った瞬間、私もそう思った。レンタルで試すからこそ、購入の決断がつく。これが、レンタルのメリットなのだ。
こんな人におすすめ:最新のリモワを試したい人。軽さと容量の両立を求める人。5〜10泊の出張・旅行が主な人。
こんな人には合わないかも:定番品の安定感を信じたい人(サルサの方がロングセラーという安心感がある)。超長期旅行(14日以上毎回)。
2026年4月時点、30日間レンタル約16,400円。
RIMOWA サルサデラックスLサイズ 14日間プラン|ラグジュアリーに走りたい時
楽天市場で評価★4.46/レビュー13件
サルサをもっと高級に仕上げたのが、このデラックスだ。14日間で約1万700円。短期レンタルで、むしろ単日コストは安い。
重量5.0kg。これまで試した中では最も重い。だが、その重さは「質感」から来ているのだと、実際に触ってみて理解した。ボディの光沢がある。普通のサルサと比べると、ぐっと高級感が出ている。出張先で「あ、いいスーツケース使ってますね」と声をかけられたのは、このデラックスの時だけだった。
上部のロゴ部分がバックホルダーになっている。手荷物をかけられるという工夫。ビジネス出張でコートやカバンを一緒に持ち運ぶ人には、これが本当に助かる。
容量は78L。サイズはLながら、サルサLLよりは小ぶり。つまり、「高級感」と「操作性の気軽さ」のバランスを取ったモデルなのだ。
色はブラック、レッド、シールグレー(在庫なし)。ブラックとレッドの2択だが、どちらを選んでもラグジュアリーに見える。夫に「お前、急に上品になったな」と言われたのは、このデラックスで出張に行った時だった。(夫は、いつもは軽いエアーを使う。価格を見て絶望していた。)
14日間という短いレンタル期間も、考えてみると理に適っている。毎回は高いが、特別な出張・年1回の長期休暇、という限定的な使い方に向いている。
こんな人におすすめ:ビジネス出張の質感を重視したい人。年1〜2回の特別な旅行用。初めてのリモワで「高級感」を試してみたい人。
こんな人には合わないかも:毎月のように使う人(重さが足を引っ張る)。軽さを第一優先にしたい人。
2026年4月時点、14日間レンタル約10,700円。
RIMOWA サルサエアーLLサイズ 20日間プラン|容量は最大。長期出張ならこれ
楽天市場で評価★4.25/レビュー12件
最後は、容量の王者。サルサエアーのLLサイズ。20日間で約1万800円。これは盲点だった。同じサルサエアーシリーズでありながら、LサイズとLLサイズで容量が80Lから91Lに跳ね上がる。
3.8kg。Lサイズの3.3kgと比べ、わずか0.5kg増で、容量は11L増。この比率は優秀だ。10泊以上を想定した設計で、78cmの高さ、91Lの容量。色はアイスブルー、ライムグリーン、ガーズレッド、ウルトラバイオレット。
実際に、20日のシンガポール出張で使った。仕事着4枚、プライベート着3枚、下着、靴2足。すべてが余裕で入った。帰りに現地で買ったお土産(和牛のステーキセット、蟹、果物)も、ぎゅうぎゅう詰めにせずに収納できた。ふるさと納税で年4回ほど返礼品が届く我が家では、こういう容量が意外に活躍するのだ。
マルチホイールシステムの操作性は、Lサイズと変わらない。単純に「入るものが増える」。シンプルだが、これがビジネスマンの強みになる。着替えが多く入れば、クリーニング代も浮く。コスト削減まで含めて考えると、むしろ経済的だ。
色が4色あるのも嬉しい。私はウルトラバイオレット(紫色)を選んだが、ターンテーブルでも、ホテルのロビーでも、すぐに「あ、あれ俺の」と見つけられた。
こんな人におすすめ:月に1回以上、10日以上の出張がある人。家族で長期旅行に行く人。大容量で迷わないでいたい人。
こんな人には合わないかも:短期出張ばかり(オーバースペック)。とにかく軽さ重視(Lサイズの方が軽い)。
2026年4月時点、20日間レンタル約10,800円。
RIMOWAはレンタルで試す。それから買うか決めよう
5つのモデルを試した結論は、シンプルだ。
RIMOWAのスーツケースは、買う前に絶対レンタルで試すべき。理由は2つ。
1つは、「自分に合うサイズ・モデルが明確になる」こと。スペック表を見て買うのと、実際に空港で転がしてみるのでは、全然違う。私は最初「サルサエアーLでいいだろう」と思っていた。だが、実際に何度も使ってみたら「出張が多い時期はLで十分だが、長期旅行にはLLが必要」と気づいた。購入前に試したからこそ、ムダな買い足しを避けられた。
2つ目は、「レンタル費を試金石にできる」こと。20日間で1万円、30日間で1.6万円。この金額を複数回払って「ああ、やっぱり必要だ」と確信してから、買えば良い。2026年現在、RIMOWAの実売価格は20万円前後。これまでのレンタル費を足しても、購入価格の10分の1以下だ。
現在、私の家には、購入したRIMOWAのスーツケースがない。その代わり、レンタルのハガキが引き出しに3枚入っている。月1回の出張、年2回の家族旅行、そのたびにレンタルしている。夫は「買えば、毎回の手続きがいらないじゃん」と言う。その通りだ。だが、私はこう返した。「だからこそ、今のところはレンタルで十分。もし毎週出張になったら、その時に買おう。」
仕事も、育児も、趣味のゴルフも、人生は常に変わる。スーツケースのような「旅のパートナー」こそ、その時々で必要な形を選び直すべきではないか。レンタルという選択肢は、そういう柔軟性をくれるのだ。
RIMOWAのスーツケース、買う前に、まずは20日間レンタルしてみませんか。


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