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もも(柴犬・5歳メス)が朝食の時間になると、リビングに行って自分の食器の前に座る。その光景を見てノノ(3歳・年少)が「ノノもおやつたべたい」と言い始め、結果として私が3人(と1匹)分のごはんを同時進行で用意する羽目になる。朝は本当に戦場だ。
最初は手動で毎日、朝と晩に餌をやっていた。でも、時短正社員で週2出社している私が出張の日や、夫が帰宅時間が遅くなった日なんかは、もものごはんのタイミングがズレる。ノノが「ままはもものご飯を忘れちゃったの?」と心配する始末。そこで私は思い立った。自動給餌器を導入しよう、と。
ただし、うちの場合は普通の自動給餌器の選び方では足りない。ハル(6歳・年長)とノノがいる。つまり、ペットの食器に触ったり、機械をいじったり、ボタンを押したりするリスクがある。さらに、もも自身も食い意地が張っていて、フタを開けて食べ物を盗む癖まである。そういう「子どもとペットが同居する家特有の課題」を解決してくれる給餌器を、私は半年かけて試してきた。
今日は、我が家が実際に使ってみた5つの自動給餌器と、選ぶときのコツを、家族の反応もまじえながら語りたい。
カリカリマシーンV2|堅牢性で夫も認めた一択機
楽天市場で評価★4.45/レビュー464件
最初に導入したのが、このカリカリマシーンV2だ。価格は2026年7月時点で約11,980円。正直なところ、最初は「子ども用のごはん準備器具より高い」と感じた。でも、使ってみたら、この値段の理由が分かった。
ものすごく堅牢なのである。プロペラが10g単位で給餌する仕組みになっていて、ドライフードを細かく量り分ける。容量は約4.5L。うちのもも(5歳・中型犬)だと、朝と晩で1日分をちょうど使い切る容量だ。
なにより、夫が「これなら子どもが遊んでも壊れなさそう」と言った。実は夫はかなりシビアで、値段が高いものには「本当に必要か」と首を傾げるタイプなのだが、カリカリマシーンV2を見た瞬間、「あ、これは設計が違うな」と感じたらしい。子どもの手が届かないようにリビングの高い棚に置いても、タイマーで自動給餌される。それでいて、蓋がしっかり閉まるから、もも(のような食い意地の張った犬)が鼻でこじ開けることもできない。
乾電池式(単1形3本)とDCアダプター両対応という点も、わが家にとっては地味に重要だった。停電時の心配がない。大型家電が多いうちは意外と停電リスクがあるのだ。プロペラが10g用と5g用の2種類付属していることも、後々トイプードルを飼うことになったときに役立つかもしれない(現在、その予定はないが、夫は「いつか」を考える人間なのだ)。
こんな人におすすめ:子どもがいる家で、耐久性を最優先したい。毎日確実に給餌したい。シンプル操作がいい。
こんな人には合わないかも:スマホで遠隔操作したい。カメラ機能で見守りたい。とにかく安く済ませたい。
ペットラボ館の自動給餌器|スマホ操作で出張先から安心
楽天市場で評価★4.31/レビュー453件
次に試したのが、こちらのカメラ付き給餌器だ。価格は2026年7月時点で約5,480円。前述のカリカリマシーンV2の半額以下という破格さに惹かれた。
何より、スマホ操作とカメラ機能がついている。容量は約3.5L。アプリで遠隔から給餌でき、実装されたカメラでペットが食べている様子を見守れる。出張が多い私にとっては、夜22時に「あ、もものご飯をやり忘れた」という悪夢の状況を回避できる。さらに、10秒までの音声録音機能付きなので、私の声でももを呼び出すこともできる。
ただし、正直に言うと、子どもがいる家での運用には工夫が必要だった。Wi-Fi接続が必須で、初期設定がやや複雑。ハルが「ままのスマホのアプリ、どれ?」と覗き込んできたときに、給餌ボタンを誤タップされるリスクもある。また、容量が3.5Lというのは、我が家のもものような食いしん坊の中型犬だと、2日分強しか持たない。つまり、「仕事が忙しくて3日家を空ける」という状況では、給餌器だけでは足りず、ペットシッターの手を借りないといけないことになる。
音声録音は一度試してみたが、ノノが「ままの声がでてきた!」と給餌器の前で大喜びしてしまい、ももより先にノノが押しかぶさってしまった。結果として、ももは食べ損なった。
こんな人におすすめ:出張が多い。スマホで給餌を遠隔操作したい。留守番が多い。1日1〜2回の小分け給餌で十分。
こんな人には合わないかも:子どもが誤操作する可能性がある。大容量が必要。初期設定を簡単にしたい。
Nextオンラインの自動給餌器|シンプル設定で大容量
楽天市場で評価★4.45/レビュー315件
シンプル設定を重視したら、このNextオンライン製の自動給餌器に行き着いた。価格は2026年7月時点で約6,780円。スマホ不要、カメラなしという潔さ。その分、大容量の4Lに対応している。
実際に3週間使ってみた感想は、「本当にシンプル」という一言に尽きた。タイマーをセットして、給餌量をダイヤルで調整するだけ。子どもにいじられても、最悪ダイヤルが回るだけで、給餌器全体が壊れることはない。ステンレス皿がついているので、食器の劣化も防ぎやすい。獣医師推奨という触れ込みも、親としては心強い。
大粒フード対応というのも、うちにとっては重要だった。もも用に「大粒で栄養満点」という謳い文句の高めのドッグフードを試していたのだが、細かい給餌器だと粒の大きさで詰まることがある。このNextオンライン製なら、そういった心配が少ない。
ただし、スマホ機能がないので、「出張先から急遽給餌タイミングを変更したい」という柔軟性には欠ける。また、カメラがないから、ペットが本当に食べているのかは、帰宅後に確認するしかない。ノノが「もものご飯、ちゃんと食べたのかな」と心配になったときに、私がスマホで証拠画像を見せてあげられない、という親としてのちょっとした「見守り機能」を失うことになる。
こんな人におすすめ:シンプル操作がいい。大容量が必要。スマホ依存を減らしたい。子どもの誤操作を最小限にしたい。
こんな人には合わないかも:遠隔操作で柔軟に対応したい。カメラで見守りたい。スマート家電化を進めたい。
五百蔵商店のダブルカメラ給餌器|見守り機能の圧倒的充実
楽天市場で評価★4.22/レビュー302件
少し凝った給餌器が欲しくなって、試してみたのがこのダブルカメラ式だ。価格は2026年7月時点で約7,999円。上向きカメラと下向きカメラが両方ついている。
正直に言うと、「上向き・下向きのカメラなんて、そこまで必要か?」と最初は思った。でも、実際に使ってみると、この設計が思ったより優秀だった。下向きカメラでお皿の様子を見ることで、「もも、ちゃんと食べてるか」を確認できる。上向きカメラだと、ももの顔や表情を見守れる。出張中の夜中、ノノが「もも、ちゃんと寝てるの?」と心配すると、私が「見てみようか」とスマホを見せてあげられる。子どもの不安を払拭するには、実は十分な効果がある。
容量は6Lで、うちのもものような中型犬なら3日分以上持つ。Wi-Fi接続で遠隔操作も可能。ステンレス製ボウルが付属している点も、清潔さを保ちやすい。
ただし、複数のカメラがついているぶん、初期設定がやや手間。Wi-Fi接続のトラブルも増える傾向にある。また、ダブルカメラということは、バッテリーの消耗も当然ながら多くなる。夫が「電気代、上がってないか」と言った。実際に月100円くらいの差は出ているようだ。
こんな人におすすめ:ペットの様子を細かく見守りたい。子どもに安心を与えたい。スマート家電化を進めたい。6L以上の容量が必要。
こんな人には合わないかも:初期設定を簡単にしたい。電気代を抑えたい。カメラ機能は不要。
カリカリマシーンFR|ウェットフード対応の救世主
楽天市場で評価★4.49/レビュー269件
最後に行き着いたのが、このウェットフード対応の給餌器だ。価格は2026年7月時点で約8,480円。実は、もも専用の給餌器ではなく、ノノ用にもなるかもしれない。
なぜなら、もも自身が「乾いたドライフードだけでは食べムラがある」という問題を抱えていたからだ。朝は食べるが、夜は残す。獣医に相談したら、「年を取ると、ドライフードの味に飽きる犬もいます」と言われた。そこで提案されたのが、ウェットフード(缶詰)やパウチをトッピングすること。ただし、ウェットフードは腐りやすい。放置すると、数時間で傷む。つまり、「朝出かけるから、帰宅時間(19時)に自動で与える」という給餌スタイルが必須だった。
カリカリマシーンFRは、アイスパック(保冷剤)を装備できるようになっている。つまり、朝セットしたウェットフードが、昼間の室温でも傷みにくい。実際に試してみたら、帰宅後にスマホ経由で給餌トリガーを引き、もものご飯をセットできた。ウェットフード+ドライフード混合での給餌も可能。おやつやサプリの混入もできるという、柔軟性がある。
ただし、ウェットフード対応ということは、給餌器の構造が複雑になる。清掃も手間がかかる。また、価格が8,480円と、この一覧の中では決して安くない。そして、アイスパックは別売り(2個セットで1,650円)。つまり、本体+アイスパックで実質1万円超えの投資になる。もう一つ大事なポイントは、このマシンが充電式ということ。電池式との違いで、停電リスク対応ができない(ただし、USB給電に対応しているので、モバイルバッテリーでの応急充電は可能)。
こんな人におすすめ:ウェットフードやパウチを活用したい。ドライフード単体では食いつきが悪い。保冷機能が必要。フレッシュなご飯を与えたい。
こんな人には合わないかも:ドライフードのみで十分。清掃の手間を増やしたくない。予算は最小限にしたい。ウェットフード対応は不要。
子どもとペットが共存する家での給餌器選び|予算別の選び方
5つの給餌器を試してきた結果、わかったことがある。「正解」は家族構成と優先順位で決まるということだ。
予算5,000円前後なら、ペットラボ館のカメラ付き給餌器で十分。スマホ操作とカメラ機能がこの値段で手に入るのは、実は破格だ。デメリットは容量と初期設定だが、1日2回以上給餌する家や、出張が多い仕事をしている人なら、このクオリティで十分元が取れる。
予算6,000〜7,000円なら、NextオンラインかカリカリマシーンV2のどちらかで悩む。シンプル性と大容量重視ならNextオンライン。堅牢性と細かい給餌量調整を重視なら、ちょっと予算を足してでもカリカリマシーンV2。子どもがいる家では、耐久性は本当に重要だ。ハルが給餌器を揺さぶってみたときに、「あ、この機械、いけるな」と思わせる安定感の有無で、日々の精神衛生が変わる。
予算8,000円以上なら、五百蔵商店のダブルカメラか、カリカリマシーンFRのウェットフード対応。どちらを選ぶかは、「見守り」か「食事内容の柔軟性」かの二者択一。もものように食いムラがある犬や、療法食(特別食)が必要な場合は、ウェットフード対応のFRを選ぶべき。逆に、子どもが「ペットを見守りたい」という気持ちを大事にしたいなら、ダブルカメラで常に様子を確認できる環境を整える価値がある。
最後に、一番大事なポイント。子どもがいる家での給餌器選びでは、「子どもが誤操作しても壊れないか」「ペットが力ずくで開けられないか」という安全性が、スペック以上に重要だ。我が家は最終的に、カリカリマシーンV2(堅牢性重視)とNextオンライン製(シンプル操作・大容量)の二台体制に落ち着いた。朝はNextオンラインで、帰宅後のおやつタイムはカリカリマシーンV2、という具合に使い分けている。冗談のようだが、子どもとペット両方がいると、こういう「複数機の組み合わせ運用」が、意外と現実的になってくるのだ。
もも(5歳)も、このスタイルに慣れてきた。朝食時間になると給餌器の前に座り、帰宅時間にはリビング階段の上から降りてくるという、時間感覚までも身につけてしまった。ノノも「もも、もう朝ご飯のじかんだ」とタイマーを読めるようになった。子どもにとって、ペットの世話を通じて「時間管理」を学べるのは、実は想定外の教育的効果だった。


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