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液体ミルクのおかげで、私は一つの確信を持つようになった。
「備え」というのは、人生の中で最も地味で、最も尊い行為なのだ。
ノノが生まれたのは2022年。当時、液体ミルクはまだ珍しく、粉ミルクと哺乳瓶がないと赤ちゃんの食事すら成り立たない世の中だった。ところが東日本大震災以降、「災害時に粉を溶かす水がない問題」が広がり始めて、ようやく液体ミルクが商品化されたのだ。その時、私は思った。「ああ、この世の多くの『便利』は、누군가の『絶望』から生まれるんだ」と。
それからというもの、我が家の防災への向き合い方が変わった。ハルが年長、ノノが年少になった今、子ども2人を抱える親として、もはや「いつか来るかもしれない災害」ではなく「いつ来ても対応できる状態」を作ること。それが私の責任だと感じている。
この記事では、我が家が実際に選んだ防災グッズ、特に非常食セットについて、本当に必要だと思う商品だけを紹介したい。子持ち母目線での「家族4人の3日分」の選び方を、失敗と成功の両方を交えて。
非常食セット 5年保存 3日分18種類21品心も満たす非常食|子どもも大人も食べられる
まず最初に選んだのが、防災のサイボウの「3日間満足セット」だ。楽天市場で評価★4.58/レビュー730件。
正直に言おう。防災グッズって、なぜかすごく味気ないものが多い。段ボール箱を開けたら、四角い缶詰がずらっと並んでいて、「これ、食べるんだ……」と絶望する。我が家も最初はそっち系を買おうとしていた。でも、ノノが「ままの ばんごはん なあに?」と聞いてくる年頃になって、ふと考えたのだ。「災害時こそ、子どもに『おいしい』って言わせたくないか」と。
このセットが良いのは、アルファ米6種類、保存パン3種類、おかず缶3種類、スープ3種類、そしてお菓子という構成で、「バリエーション」が重視されている点。ノノは白いご飯よりドライカレーの方が食べる。ハルは逆に山菜おこわの方が興奮する。家族4人が同じものを食べるのではなく、それぞれが「選べる」という体験が、災害時の精神安定性を左右するんじゃないかと思っている。
アルファ米は5種類が基本(五目ごはん、わかめごはん、舞茸と根菜のおこわ、山菜おこわ、ドライカレー、野菜ピラフ)で、お湯か水を注ぐだけで15分で完成する。赤ちゃんには冷たいまま与えることもできるし、温かいお湯があれば温度も調整可能。オレンジ・メロン・黒糖味の保存パンは、パッサパサかと思いきや、案外しっとりしていて、子どもたちも「これ、おいしい」と言う。この一言のためだけに、私はこのセットを選んだ。
内容量は約3.7kg。我が家のリビングの奥行き深い棚の奥に隠しているが、ノノが「ままの ひみつの おもちゃ?」と言う。違う、これは一家の命綱だ。でも子どもにはわからない。だからこそ、賞味期限が来たら、家族で一緒に「防災食レストラン」をやって食べ比べる。楽天のローリングストック戦略に従いながら、子どもたちに「災害時に食べる食べ物」ではなく「家族で食べる特別な食べ物」という認識を植え付ける。これが我が家流だ。
価格は2026年4月時点で約6,880円。5年保存で、この価格と内容なら悪くない。子どもが2人いるので、このセットだけでは3日分にはならないが、複数買うことで「人数ごとの備蓄」が実現できる。楽天市場で詳細を見る
こんな人におすすめ:子どもと一緒に防災食を試食したい、バリエーションを重視したい親御さん。
こんな人には合わないかも:1人暮らしで1セットですべて済ませたい、とにかく安さ重視という方。このセットは「家族で食べる」前提の内容なので、単身世帯には過剰になる可能性があります。
防災士厳選 防災セット 避難用品 1人用 5年保存|リュック型で瞬時に持ち出せる
続いて紹介するのが、災害対策本舗の「防災士厳選 防災セット」。楽天市場で評価★4.57/レビュー604件。
正直に言うと、これはハル・ノノ用というより「親の自分たちが持ち出す用」として買った。非常食だけでなく、懐中電灯、救急箱、ホイッスル、軍手、目隠し、etc…という、実際に被災時に「あ、これ必要だ」という品が入っているセット。価格は22,000円で、先ほどの非常食セットの3倍以上だ。でも、これを買った時の感覚は「保険」だった。生命保険とは違う、もっとダイレクトな「いざという時の足がかり」。
この防災セットの特徴は、被災者の実体験に基づいているという点。企業が「あったら便利そう」と想像したものじゃなく、実際に災害に遭った人が「これがあったら助かった」という声を集めて構成されている。だから、一見地味だが、妙に的確。リュック型になっているので、地震直後に「荷物、持て!」という判断が下せれば、秒単位で家を出ることができる。
内容を見ると、非常食(アルファ米、保存パン、飲料水)、照明(懐中電灯)、応急手当(救急セット)、安全確保(軍手、目隠し、ロープ)、情報取得(ラジオ、充電器)、衛生管理(トイレッペーパー、ウェットティッシュ)と、ジャンル別にまとまっている。夫に「これ見て。もし地震が来たら、このリュック持って出ろ」と渡したら、半笑いで「本当に来るのか」と言われたが、来たら絶対「あの時に用意してくれてよかった」と言う奴だ。(実際に備えが活躍したことはまだないが、その時が来たら100%その言葉を聞く)
点検リストと図解入り解説書がついているので、毎年9月1日の「防災の日」に家族で一緒に中身を確認できる。ハル(6歳)も「懐中電灯はここ、笛はここ」と覚えるようになった。防災とは、家族全体が「備え方」を知ることなんだという感覚が、子どもにも伝わるようだ。
価格は2026年4月時点で約22,000円。決して安くない。でも、楽天のポイント14倍を駆使すれば、実質負担は3,000円近く浮く。つまり、夫に「なぜこんなに高い防災セット買った」と言われた時も、「ポイント引きで実質この値段」と反論できるわけだ。家計管理者としての最終兵器。
こんな人におすすめ:子ども含めた家族全員が防災意識を高めたい、被災者の実体験に基づいた信頼性の高いセットが欲しい、という方。
こんな人には合わないかも:とにかく予算最小限で、非常食だけ揃えたいという方。セット内容が充実している分、お値段も張ります。
4人用/3日分 36食 非常食セット 5年保存|コスパと種類の両立
3つ目が、ピースアップの「4人用/3日分 非常食セット」。楽天市場で評価★4.63/レビュー562件。
我が家の家族構成が「4人」なので、この名前を見た時点で「あ、これだ」と思った。そのくらい単純だった。4人家族=4人用セット。ハル、ノノ、みお、夫ケンジ。それぞれが3日分、最低限のカロリーを摂取できる計算。アルファ米12袋(4種類以上)、おにぎり12袋(3種類×4袋)、パン缶詰12缶(4種類以上)という内訳で、合計36食。1人1日3食×4人×3日=36食。数学的完璧さがある。
「袋入非常食はお湯か水で簡単に作る」「パン缶は開けるだけ」というシンプルさが、被災直後にはありがたい。子どもたちは「ままが ご飯 つくるの?」と聞くかもしれないが、その時に「お水をかけるだけで出来上がる魔法のご飯」と説明できる。これは非常食ではなく、「冒険の食べ物」。そういう言い方で、災害を怖がらせるのではなく、対応する力をつけさせたいと思っている。
価格は2026年4月時点で約13,800円。さっきの防災士セット22,000円よりは安いし、何より「家族人数に特化した」という明確な目的がある。セット内容品は出荷時期によって同等品に変更される可能性があるとのことだが、その判断は防災の専門店がしてくれるはずなので、細かく指定する必要はない。
使用期限が「製造より5年保存、賞味期限4年半以上保証」という点もポイント。完全5年ではなく「4年半以上」という現実的な表記が、逆に信頼できる。
こんな人におすすめ:4人家族で、シンプルに3日分の非常食を揃えたい、という方。コスパと種類のバランスが取れています。
こんな人には合わないかも:7日分以上の長期備蓄を考えている、セット内容に細かくこだわりたい、という方には物足りないかもしれません。
非常食セット 5年保存 4人用3日分36食 防災 備蓄 保存食|女性防災士監修のこだわり
4つ目が、暮らしの防災Pioma(ピオマ)の「非常食セット 4人用3日分36食」。楽天市場で評価★4.14/レビュー478件。
Pioma。この店の名前を見た時に、「あ、女性目線なんだ」と感じた。災害時の食事って、実は「女性の負担」がすごく大きいんだ。子どもが泣いているし、自分も疲れているし、でも「誰かが食べ物を用意しないといけない」という心理的プレッシャーがある。この店に「女性防災士が在籍」と書かれているのを見て、ああ、そういう視点を持った人たちがこのセットを作ったんだな、と思った。
内容は4人用3日分36食で、先ほどのピースアップと内容としては似ている。でも、Pioma側が「数ある非常食を試食し、防災士と開発チームがイチオシの味を選んだ」と明記している点が異なる。つまり、ただ保存食をセットしたのではなく、実際に「味」を検証した上でのセレクションということ。2026年4月時点で約12,800円。ピースアップより1,000円安い。
注目すべきは「フェーズフリー」というコンセプト。これは、非常食を「いざという時だけ」ではなく、日常的に食べる「ローリングストック」として使用することを前提にしている。つまり、3年経ったら食べて、新しく買い足す。そうすることで、常に「賞味期限の新しいストック」を保ちながら、同時に子どもたちに「このご飯の味」を慣れさせることができる。天才的な考え方だ。
我が家では、実は月1回の「防災食レストラン」で、このセットの中身をいくつか試食している。ハルが「これ何?」と聞いて、「ね、おいしいでしょ。これがあれば、もしの時も大丈夫」と説明する。そうすることで、子どもの中に「あ、この食べ物は『非常食』じゃなくて『いざという時の家族の食事』なんだ」という認識が深まっていくのを感じる。
こんな人におすすめ:4人家族で、「フェーズフリー」のローリングストック戦略を実践したい、女性目線の防災グッズを探している、という方。
こんな人には合わないかも:一度買ったら数年そのままにしておきたい、手間なく備蓄したい、という方。ローリングストックは定期的な入れ替え作業が必要になります。
5年保存 非常食セット 7日分 30種類 47品|長期備蓄向けの充実セット
最後が、GISE(ジセ)の「5年保存 非常食セット 7日分 30種類 47品」。楽天市場で評価★4.63/レビュー389件。
ここまで紹介してきたのは、主に「3日分」の非常食セットだ。でも、防災士監修で「ライフラインの復旧には1週間から10日以上かかる場合もある」と明記されている。つまり、準備できれば7日分あると、より安心。このセットは、その「完全版」だ。1人用で30種類47品という、圧倒的なバリエーション。内容を見ると、尾西のアルファ米各種12袋、おにぎり8袋、保存パン4缶、その他おかず・リゾット・ラーメン等で、単純に「量」が違う。
我が家は「4人で3日分」の体制を敷いているが、夫のケンジから「でも実際に被災したら、1週間くらいはどこにも行けないんじゃないか」と指摘されて、はっとした。そう、3日で支援物資が来るという保証はどこにもない。特に我が家は千葉柏という立地で、大規模災害が起きたら都内からの支援も滞る可能性が高い。だからこそ、最低でも1週間分、できれば10日分あると心の余裕が違う。
このセットは、個人単位での備蓄を前提にしている。つまり、家族4人なら4セット買えば、4人で7日間食べていける。2026年4月時点で約16,990円なので、4セットで約68,000円。「え、高い」と思うかもしれない。でも、年間のふるさと納税枠を使って、寄付金控除の対象にすることも可能だし、楽天のポイント14倍を駆使すれば、実質負担は大きく減る。何より、月単位での「食べて、買い足す」というローリングストックを前提にすれば、1ヶ月あたりの費用負担は思ったより小さい。
防災士監修で「カロリー計算済み」という点も重要。つまり、1日に必要な最低限のカロリーが確保されるように、第三者がチェック済みということ。子どもたちに「なぜこんなに非常食があるの」と聞かれた時に、「これ、栄養バランスを整えてくれた先生がいるんだよ」と説明できる。専門家による「裏付け」があるという安心感。
こんな人におすすめ:1人用の7日分をしっかり確保したい、防災士による栄養管理を重視したい、家族全員の長期備蓄を考えている、という方。
こんな人には合わないかも:とにかく予算を最小限に抑えたい、3日分あれば十分と考えている、という方。セット内容が豊富で複数購入が前提のため、初期投資が大きくなります。
家族4人で防災グッズを選ぶ時の考え方
ここまで5つのセットを紹介してきたが、結論から言おう。「これ一つ買えば完璧」という防災グッズは、存在しない。
なぜなら、家族の形は皆異なるし、居住地域も異なるし、経済状況も異なるから。我が家は「4人家族、千葉柏在住、共働き世帯」という特定の条件下で、初めて「この組み合わせが必要」という判断が下せるのだ。
我が家の場合、まず「防災士セット」(22,000円)1つを入口にした。これがあると、懐中電灯や救急箱など「食べ物以外の備え」が整う。その次に「4人用3日分セット」(13,800円)を2つ買って、6日分の備蓄を確保した。そして毎年、9月の防災の日と2月の「防災食レストラン」の際に、いくつか食べて新しく買い足す。その時に「たまには変わったものを」と、別のメーカーの7日分セット(16,990円)を検討する、という流れ。
つまり、我が家の防災グッズは「固定資産」ではなく「流動資産」。常に新しく、常に子どもたちに「あ、今年はこのご飯なんだ」と確認させられる状態。そうすることで、子どもたちの心にも「非常食を食べる訓練」が積み重なっていく。
ハル(6歳)が「ままは なぜ こんなに いっぱい ご飯を かってるの」と聞いた時、私は正直に答えた。「ね、地震が来たら、ままたちは お家を でられなくなるかもしれない。その時に、みんなが おなかが すかないように、ままはこのご飯を 用意してるんだよ」。ハルは黙って、段ボール箱を触った。子どもには、その重さが伝わるんだと思う。
防災グッズ選びは、結局のところ「この家族を守る覚悟」の表現なんだ。食べ物を備蓄することで、子どもたちに無言のうちに「ままとパパは、お前たちを守る気でいるんだぞ」というメッセージが伝わる。それが、一番大事な防災かもしれない。
あなたの家族にとって、最適な防災セットはどれですか。ぜひ楽天市場で実際の内容を確認し、家族で話し合いながら、今年の「備え」を検討してみてください。


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