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夫が言った。「パワーラック、買いたい」と。リビングのコーナーに置いた小さなトレーニングマットと、フラットベンチの横で。その瞬間、私は思った。あ、この人、本気だ。
週3在宅のIT職ディレクター、38歳。朝ヨガと月1ゴルフが趣味の私と、IT企業勤務で42歳の夫ケンジ。子どもたちはハル(6歳)とノノ(3歳)。私たちは、ここ2年で「体が変わる」という地味だが重大な事態に直面していた。
きっかけは、私の産後の腰痛だった。年少のノノを抱き上げるたびに「ぐえ」と呻く毎日。同時に、夫のいびきがひどくなり、朝の寝不足がヤバい。別々に対策を立てていたのだが、気づけば、ふたり揃って「体力がない」という共通の敵と戦っていた。それで、夫が始めた。自宅でのプロテイン摂取と軽い筋トレを。
最初は「俺はそんなに筋肉つける気ない」と言って、プロテインを拒否した夫だった。しかし、ある朝、私が朝ヨガの後に味わう爽快感を何度も聞かされるうちに、考えを変えた。今では毎晩、居間のコーナーでダンベルを握りしめている。そして、その流れで「パワーラック」という、本格的な筋トレ機器への欲望が芽生えたらしい。
実は、パワーラックとプロテインは、切り離せない関係である。本格的に負荷をかけて鍛えるなら、タンパク質の摂取は必須。自宅ジムを整えるというのは、同時に、タンパク質補給の日々をも宣言することなのだ。ここからは、我が家がたどり着いた「パワーラック時代のプロテイン選び」について、正直に語ろうと思う。
エクスプロージョン ミルクチョコレート味|夫が「続けられそう」と判定した、コスパ怪物
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夫が最初に手にしたプロテインがこれだ。理由は、シンプルだった。「安い。3kg。評価高い」。I T職のくせに、判断基準は実用性そのものである。
私も実際に飲んでみた。ミルクチョコレート味。正直に言う。昭和の駄菓子屋に売っていた、きな粉棒を液状にしたような風味だった。決して悪くはない。むしろ、クセがなく、毎日飲む分には理想的だ。
栄養成分は、1食30g当たりタンパク質21g、脂質1.9g、炭水化物4.4g、エネルギー116kcal。アミノ酸スコアは100。ホエイプロテインコンセントレート(WPC)であり、吸収速度も優秀。朝の起床直後と、トレーニング直後に飲むと、体が応答する感覚がある。
夫は毎朝、このプロテインを30g溶かして、居間で飲んでいる。3kgというボリュームは、毎日飲めば約3ヶ月持つ。価格は2026年4月時点で約11,780円。月あたり4,000円弱。これは、私が月1回のゴルフウェアの更新費と同額である。つまり、許容範囲だった。
こんな人におすすめ:とにかくコスパ重視。毎日飲み続けたい人。昭和的な素朴な味が好きな人。3kgの大容量をためらわない人。
こんな人には合わないかも:高級感のある味を求める人。細かい添加物を避けたい人。1回あたりの飲みやすさ(溶けやすさ)にこだわる人。
雷神プロテイン WPI 100%|「本気派」の夫が浮気した相手
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パワーラックの導入を決めた夫が、次に目をつけたのはこれだった。3kg、21,980円。エクスプロージョンの2倍近い価格である。夫が「高い」と言った。(高い?お前がパワーラック買うんじゃなくて?)。
だが、スペックを見てみると、その理由は一目瞭然だ。WPI(ホエイプロテインアイソレート)100%。つまり、タンパク質の純度が異常に高い。100g中、タンパク質93.6g。脂質0.13g。これは、もはや「加工食品」というより「タンパク質そのもの」である。
無添加、無加工、無造粒。添加物をほぼ使わない。夫は、ここに惚れたのだという。「最近、体が重い。あれかもしれない。人工甘味料が蓄積してるんじゃないか」。39歳の男は、なぜか不安になるのだ。
実際に飲まさせてもらった。水に溶かすと、ちょっと泡立つ。味は、エクスプロージョンより少し淡白で、クセが少ない。添加物が少ないぶん、「プロテインを飲んでる感」は強い。決して美味しくはない。だが、飲み続ける価値がある、という判定だ。
栄養成分は驚異的。エネルギー366kcal(100g当たり)、タンパク質93.6g、脂質0.13g。カリウム300mg、カルシウム600mg、マグネシウム90mg。ミネラルバランスも意識されている。アスリート向けの商品らしく、楽天プロテインランキングで1位を獲得した経歴がある。
夫は、パワーラックの導入と同時に、このプロテインに切り替えた。週4回のトレーニングに対して、1日2回(朝・トレーニング直後)の摂取。3kgは約1ヶ月半で消費される。月あたり約14,000円。エクスプロージョンの3倍だ。妻としては、ため息が出そうになるが、夫の体が目に見えて変わったので、沈黙を守ることにした。
こんな人におすすめ:本格的に鍛えたい人。添加物を最小限に抑えたい人。タンパク質の純度にこだわる人。月あたりの出費が苦にならない人。
こんな人には合わないかも:味を重視する人。初心者で、とにかく飲みやすさを求める人。コスパ最優先の人。
マイプロテイン Impactホエイ 1kg お試しセット|私が朝ヨガの相棒に選んだ、イギリス発の気遣い
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夫のプロテイン選びを眺めていて、ふと気づいた。私だけ取り残されている。朝ヨガで汗をかくようになり、30代後半の肌と体力が、じわじわと変わってきた。もしかして、私も何か摂取したほうが、効率がいいのでは。
そこで選んだのが、これだ。マイプロテイン(イギリス発祥)のお試しセット。1kg+シェイカー付きで、5,190円。初回限定だからこその価格である。
実際に届いて驚いたのは、フレーバーの種類の多さだ。チョコレートブラウニー、チョコレートスムース、チョコレートミント、チョコレートバナナ、ナチュラルチョコレート、ナチュラルストロベリー、ストロベリークリーム。海外ブランドの懐の深さを感じる。
私が選んだのは、ストロベリークリーム。女性っぽい色合いと、疑いなく飲みやすそうだったから。ホエイプロテインコンセントレート(WPC)96%。乳化剤や香料は入っているが、合成感は少ない。飲むと、ほんのりとストロベリーの風味が広がり、その後に牛乳のコクが続く。一瞬で「これは美味しい」と判定した。
朝ヨガの後、このシェイカーで水250mlとプロテイン25gを混ぜて飲む。居間の椅子に座って、子どもたちが朝ご飯を食べる横で。ハルが「ままのコップなに?」と聞いて、「プロテイン。大人の栄養」と答える。それだけで、なぜか気分が上がった。
栄養成分はホエイコンセントレート基準で、タンパク質は1食25gあたり約20g程度(フレーバーにより前後)。脂質と炭水化物は低め。初心者向けの、バランスの取れた配合だ。
こんな人におすすめ:プロテイン初心者。味の種類が豊富なほうがいい人。女性や、ヨガ系の軽い運動習慣がある人。シェイカー付きで手軽に始めたい人。
こんな人には合わないかも:本格的に筋肥大を目指す人。添加物が極力少ないものが欲しい人。国産にこだわる人。
オプティマム ニュートリション ゴールドスタンダード 100%ホエイ|世界基準の安心感、夫が結局推している
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ある日、夫がこう言った。「正直な話、ゴールドスタンダードが一番安心。アメリカのプロも使ってる」。パワーラック導入と同時に、彼は世界的なプロテイン知識も習得していたらしい。
オプティマムニュートリション。アメリカ発祥の、フィットネス業界では知らない人がいない老舗ブランドだ。2.27kg(5ポンド)で12,980円。雷神プロテインより安いのに、ブランド名力は上だという、不思議な価値観がある。
注意点として、グローバル版と日本版がある。本商品はグローバル版で、アメリカで販売されているバージョンと同じ。味は米国版に近く、日本版より甘めらしい。フレーバー選択肢も豊富で、チョコレート系だけで5種類以上。
夫は「結局、ゴールドスタンダードのチョコレート系が一番無難」と判定した。パワーラック購入の翌月、こっそりこれをリピ注文していた。(黙って?)。栄養成分は、ホエイプロテインコンセントレート基準で、タンパク質含有率は70〜80%程度。純度では雷神に及ばないが、吸収性と味のバランスでは、世界基準の評価を受けているわけだ。
アメリカのGlanbia社(親会社)から正規供給されており、偽造品の心配がない。それが、夫の「安心感」の正体なのだと気づいた。
こんな人におすすめ:世界的に認められたブランドを求める人。フレーバー選択肢が豊富なほうが楽しい人。信頼性を最優先にしたい人。中期的に飲み続ける予定の人。
こんな人には合わないかも:超高純度のアイソレート(WPI)が必須な人。添加物を極力避けたい人。最安値を求めている人。
ビーレジェンド ミルキー ペコちゃんコラボ|女性・初心者向けの、不二家とのコラボが鮮烈だった
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最後に紹介するのは、このプロテイン。ビーレジェンド、不二家のミルキーとコラボ版。900gで5,499円。
率直に言う。これは「女性・初心者向け」のカテゴリにおいては、可愛さと飲みやすさで右に出る者がいないプロテインだ。ペコちゃんのキャラクターが、そもそもして親しみやすい。
ミルキー風味は、不二家の同名キャンディを知っている人なら、期待と現実が一致する。甘い。とても甘い。だが、くどくない。むしろ、「お菓子の延長線上で栄養補給」という発想が、心理的な続けやすさを生む。
栄養成分は、タンパク質21.5g(30gスクープあたり)、脂質1.5g、炭水化物3.5g、エネルギー120kcal。エクスプロージョンとほぼ同等だが、若干、タンパク質が多い。ホエイ原料は時期により変わると記載されているが、これは品質管理の表れで、不安要素ではない。
興味深いことに、楽天でLINE登録すると最大1,000円の割引がつく。つまり、実質4,500円前後で購入可能。ビーレジェンドという国内メーカーであり、品質面での不安はゼロだ。
友人ギフト視点でも、パッケージが可愛いため、「プロテイン、始めてみようかな」という層へのオススメ品として機能する。実際、年少から小学低学年の子を持つ友人ママに、このプロテイン を勧めたところ、「これなら続けられそう」と即購入していた。
こんな人におすすめ:女性、プロテイン初心者。可愛いパッケージが好き。お菓子系の甘い味が好き。ヨガや軽い筋トレの補助として。LINE割引でお得に買いたい人。
こんな人には合わないかも:本格的な筋肥大を目指す人。無添加・シンプルな成分を求める人。甘めの味が苦手な人。
あなたのパワーラック時代は、どんなプロテインで始まる?
パワーラックを導入することは、単なる筋トレ器具の購入ではない。それは同時に、タンパク質の日々をも宣言することだ。そして、プロテイン選びは、自分の体と心に対する誠実さの表れなのだと、この半年で気づいた。
夫は雷神プロテイン を主軸としながら、気分によってゴールドスタンダードをリピする。週4回のパワーラック実行。朝の起床時に体が軽い。妻としても、そう見える。
私は、マイプロテインのストロベリークリームを朝ヨガの友に選んだ。ビーレジェンド も時々買う。その結果、38歳とは思えない体の軽さを手に入れた。朝5時に目覚めて、ノノの夜泣き対応も苦にならなくなった。
子どもたちは、まだプロテイン を飲まない。ハルは「ままのやつ、すっぱいのね」(ストロベリーの酸味のこと)と評する。ノノは、シェイカーをおもちゃ扱いしている。だが、親たちの体が変わる様子を、無意識に観察している。将来、彼らが「体を鍛える」という選択肢を持つとき、その選択を自然に受け入れられるだろう。
パワーラック導入から半年。リビングのコーナーは、もはや家族の体づくりの聖地と化した。そこにはプロテインの粉が積み重ねられ、夫は毎夕、黙々とダンベルを握りしめている。その姿を見ながら、私は思う。人生で初めて、「体を投資する」ということを、本気でやるようになった、と。
あなたも、自分のパワーラック時代を始めてみないか。


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