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朝、6時。ノノが「ままあああああああ」と泣きながら私のベッドに飛び込んできた瞬間、私は思う。コーヒーが欲しい。いや、欲しいというより、必要だ。
去年の春、在宅勤務の日が週3に増えた。自宅で仕事となると、朝のルーティンが変わる。保育園への送迎があるハル(年長6歳)とノノ(年少3歳)を準備させて、自分も身支度して、8時55分までに仕事開始。その間にコーヒーを飲む余裕なんて、あるわけがない。それでも飲みたかった。夫のケンジは「朝からそんなに時間かかるなら、簡単なやつで済ませろよ」と言った。彼は朝、目玉焼きとコーヒーだけで出社する。羨ましい。
そこで出会ったのが、デロンギの全自動コーヒーマシンだ。ボタンを押すだけで、豆を挽いて、淹れて、ふわふわのミルク泡まで作ってくれるマシン。これなら朝の3分で本格カフェコーヒーが飲める。楽天ポイ活の威力を使って、数機種を試す覚悟を決めた。今日は、その3カ月にわたる実験の結果をお伝えしたい。
デロンギ マグニフィカS|一番売れてる理由、わかった
楽天市場で評価★4.55/レビュー280件
最初に買ったのがこれだった。エントリーモデル、価格も約69,800円。「まずは安いやつで試すか」という、典型的な私の浅はかさが出た決断だった。
ところが、これがすごい。ボタンを押してから45秒で、挽きたてのエスプレッソが出てくる。ノノの登園準備に追われながらでも、ボタンを長押しするだけで、濃いコーヒーが完成する。豆ホッパーの容量は250gで約30杯分。朝と昼に1杯ずつで十分だから、3日に1回の豆の補充で済む。
ミルクフロッサーという、スチーム棒のような機能がついていて、別に用意した牛乳をふわふわにしてくれる。完全自動ではなく、ノズルを牛乳に浸して、自分でスイッチを入れるタイプだけど、それでも十分。カフェラテを作るのに3分もかからない。
唯一の難点は、毎回使った後に「自動洗浄」モードがあるのだが、この洗浄に30秒ほど時間がかかることと、水タンク(1.8L)が毎日補充が必要になること。在宅勤務の日は朝と昼の2回、出社の日も夜に追加で飲むので、3日で1回の水補充になる。ノノが「ままのコーヒー、いっぱい飲むんだね」と言った。正論である。
価格が安いぶん、「どうせ廃盤モデルかな」と思ってたら違った。楽天ランキング1位という表記が何度も出てきた。280件のレビューで★4.55という高評価。これはつまり、多くの朝忙しい家庭が「これで十分じゃん」と判定した結果だと思う。
デロンギ マグニフィカ スタート|「スタート」という名前に騙された
楽天市場で評価★4.6/レビュー20件
次に試したのが、マグニフィカS の上位モデル。価格は約128,000円。「スタート」という名前だから、初心者向けかと思ったら大間違い。むしろ、ミルク系メニューに特化した、カフェ女性向けの機種だった。
最大の違いは、「ラテクレマ」という、デロンギ独自のミルク泡立て技術。説明書によると、最も甘くなるミルクの温度(60~65℃)を計算して、自動でカプチーノやカフェラテを作ってくれるのだ。手動で牛乳をフロッシングするマグニフィカSと違い、これはミルクコンテナをセットして、ボタンを1回押すだけで完成する。
実際に試してみた。朝のコーヒータイムに、ハルにも「ままのコーヒー、ちょっとちょうだい」と言われたので、カフェラテボタンを押した。50秒後、出てきたのは、スターバックスレベルのふわふわミルク乗せエスプレッソ。いや、本当に。ハルは「これ、カフェだ」と言った。6歳児の感想としては、最大級の褒め言葉である。
ただし、毎朝ミルク系メニューを飲む人向けというのが正直なところ。豆ホッパーは250gで同じだが、水タンクはやや大きくなって容量が増える仕様。外形寸法もマグニフィカSより少し大きめ。キッチンのカウンタースペースが限られていたら、厳しいかもしれない。
あと、カプチーノ好きの人向けだから、「朝はブラックコーヒーだけでいい」という夫のようなタイプには、オーバースペック。実際、ケンジは「高い。そんなに泡いる?」と呆れていた。(お前のいびき対策にマットレス5万円かけたのは誰だ)
デロンギ エレッタ カプチーノ トップ|プレミアムの沼へようこそ
楽天市場で評価★4.75/レビュー12件
ここからは、本当の意味で「やりすぎ」の領域に入る。価格は約248,000円。パートナーの楽天クレジットカードの請求書を見た夫が、目玉が飛び出た。
でも、このマシンの仕様表を見ると、それも納得する。豆ホッパーの容量が370g(マグニフィカSは250g)で、約46杯分の豆が一度に入る。水タンクも2Lで、レギュラーコーヒー約16杯分を一度に補充できる。つまり、朝昼晩と3回コーヒーを飲んでも、豆は週に1回、水は週に2回の補充で済む。
さらに、プリセットされているミルクメニューが7種類。エレッタ カプチーノ スタートは基本メニューが限られているのに対し、こちらはフラットホワイトとか、コルタードとか、専門的な名前のコーヒーまで入っている。それに、ミルクスチームの手動・自動を切り替え可能。「いや、私はバリスタになりたいわけじゃなくて、朝飲みたいだけなんだけど」という感じで、明らかにオーバースペック。
でも。ここが大事。使ってみたら、朝のルーティンが完全に変わった。それまでのマシンは「ボタン押して、45秒待って、飲む」の単純サイクルだったのが、これは「ボタン押して、挽きたての香りを嗅ぎながら待って、完璧なテクスチャーのミルク泡を見て、飲む」という、4ステップのリチュアルに変わったのだ。朝7時、在宅勤務の準備をしながらコーヒーを飲むという、つい2カ月前には想像もしなかった時間が、ここに存在している。
ノノに「これ、いくらなの?」と聞かれた。「ままの、一番大事なお友達」と答えた。嘘ではない。
デロンギ リヴェリア|コスパとスタイルの勝者
楽天市場で評価★5.0/レビュー10件
ここで登場するのが、リヴェリア。価格は約238,000円。エレッタより1万円安いのに、レビュー評価が★5.0という異常な数値。「なぜ?」と思って、スペック表をにらみくった。
理由が判明した。このマシン、抽出の気圧が19気圧で、エレッタより高い。つまり、より力強い圧力で豆を抽出するから、より濃いエスプレッソが出来上がるのだ。それでいて、外形寸法や豆ホッパーの容量はエレッタより若干コンパクト。キッチンスペースが限られた家庭なら、こちらの方が現実的かもしれない。
ミルクメニューも8種類プリセットされていて、カプチーノやカフェラテはもちろん、最近流行りのフラットホワイトまで対応。さらに、色がサンドベージュという、珍しいカラー。黒いキッチン家電ばかりの我が家では、このベージュが意外とおしゃれに見える。
唯一の課題は、楽天のレビューが10件と少ないこと。つまり、売上としてはエレッタに比べると圧倒的に少ないわけだ。「人気がない=何か理由があるのか」と疑ってしまう心理は、消費者あるあるだと思う。実際に使ってみると、そんな不安は杞憂だった。むしろ「なぜ、こんないい機種が売れていないんだ」という謎さえ感じた。恐らく、デロンギ公式店の売上戦略で、エレッタ推しなのかもしれない。
デロンギ エレッタ カプチーノ(業務用モデル)|プロの領域
楽天市場で評価★4.86/レビュー7件
最後は、業務用モデル。約220,000円。家庭用ではなく、オフィスやカフェに置くやつだ。「なぜ、こんなものを家に?」という夫の声が聞こえてきそうだが、好奇心というやつは理性を超える。
業務用とはいえ、家庭用のエレッタと基本構造は同じ。ただし、耐久性とメニューの豊富さが桁違い。1日何十杯ものコーヒーを淹れることを想定して設計されているから、ボイラーのパワーや水タンクの容量が巨大だ。
実際に使ってみて気づいたのは、抽出スピードだ。家庭用だと45秒かかるエスプレッソが、業務用は30秒で出てくる。毎日のことだから、この15秒の時短は、1年で90時間の削減に相当する。(計算してみた。出オタだ)
ただし、現実的に、家庭用で十分な人がほとんどだと思う。業務用を家に置くというのは、「朝のコーヒータイムを、自分のカフェみたいに過ごしたい」という、完全な趣味の領域。私がそうだということは、もう周知の事実かもしれない。ケンジは「もう、個人カフェだ。請求書を親に見せたら怒られるぞ」と言った。親には見せない。
あなたのデロンギ選び|予算別ガイド
ここまで5機種を紹介したわけだが、結局のところ「どれを買うべき?」という質問に答えるには、予算が全てだと思う。
まず、予算7万円前後なら、マグニフィカS一択である。楽天ランキング1位の実績は伊達じゃない。朝にボタンを押すだけで、本格エスプレッソが飲める。時短を求める共働き家族には、これで十分。水とコーヒー豆の補充だけで、毎日3分でカフェコーヒーが完成する。
予算13万円なら、マグニフィカ スタート。ここから、ミルク系メニューの自動化が始まる。「毎朝カフェラテを飲みたい」という人なら、このグレードの価値は大きい。ラテクレマテクノロジーで、家庭では再現できないレベルのミルク泡が、毎回同じクオリティで出てくる。
予算24万円前後なら、リヴェリアをおすすめしたい。エレッタとの1万円の差は、色とスペック(気圧)で埋まる。レビュー評価も★5.0と完璧。むしろ、なぜ売れていないのか謎なくらい。知る人ぞ知る、隠れた名機だと思う。
予算25万円超なら、エレッタ カプチーノ トップ。プレミアムの沼へようこそ。ここからは、「機能」ではなく「体験」を買う段階。朝のコーヒータイムが、単なる「カフェイン補給」から「儀式」に変わる。ノノが「ままのコーヒー、まってる」と言うくらい、毎朝のルーティンの一部になる。
業務用モデルは、除外してもいいと思う。趣味の最高峰であって、生活必需品ではない。「自分のためだけのカフェを家に作りたい」という、ちょっと狂った欲望がある人だけで十分。
まとめ|朝のコーヒーは、人生の質を変える
3カ月にわたって5機種を試した結果、辿り着いた結論は、これだ。朝のコーヒーの質は、その日全体の質に直結する。
それまでの私は、保育園の準備とメールチェックで忙殺される朝に、インスタントコーヒーを急かして飲んでいた。時間がないから、美味しさなんて二の次。「とにかく、カフェイン」というサバイバルモード。
デロンギの全自動コーヒーマシンを導入してから、朝が変わった。ノノの支度の間に、ボタンを押す。その45秒間で、引きたてのコーヒー豆が挽かれて、最適な圧力で抽出される。その香りを嗅ぎながら、子どもたちを見守る。ハルは「ままのコーヒー、のんでるね」と言う。ノノは「ままのじかんだ」と言う。
朝、この3分間がある。それだけで、一日の始まり方が違う。仕事のスタートダッシュも、子どもたちへの接し方も、全部が少し優しくなった気がする。
だから、私はこう言いたい。デロンギの全自動コーヒーマシンは、家電ではない。生活を変える投資だ。
予算に応じて、あなたのベストを選んでほしい。


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