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風が熱い。大きい。重い。ドライヤーは、ノノ(年少3歳)にとって「ママが使う危ない道具」で、彼女の関心の外にあった。ところが先月、保育園の発表会で「ドライヤーごっこ」の劇をやることになり、ノノが私の黒いドライヤーを握りしめて「ままの これ やりたい」と言い出したのである。本当のドライヤーじゃなくて、筒状の玩具で誤魔化せばいいと思ったが、彼女の目は真摯だった。「ままの ほんもの つかって いい?」という言葉に、私は観念した。ならば、この機会に「親子で安全に使えるドライヤー」を本気で探してみようじゃないか。そう思い立ったのが、今回の執筆につながっているのである。
私がドライヤーに求めるのは、①軽さ(朝の時間短縮のため)、②安全性(子どもが触れても大丈夫な設計)、③速乾性(共働き家庭の切実な願い)、④操作性(年少児でも持ちやすい形状)。そして何より、⑤デザイン(リビングに置いて子どもがおもちゃと勘違いしないエレガントさ)。まあ、全部は叶わないと思っていたが、試してみるものである。ネットで散見する「高級ドライヤー」から5つをピックアップし、夫に「また買うの?」と呆れられながらも、実際に使い倒してみた。
ダイソン Supersonic(シモンズじゃなくてダイソン。何度も間違える)
ダイソン Dyson Supersonic ヘアドライヤー ニッケル/コッパー HD08BNBC は、楽天市場で評価★4.77/レビュー30件。32,800円(2026年7月時点)。これがもう、「ドライヤー界のマッチョマン」という感じで、重さはそこまでではないのに(本体は600g台とのこと)、持ったときの「精密機械感」がすごい。ダイソン公式店で購入した。
何が良いかというと、風の速さが規格外である。朝、私が髪を乾かすのに普通のドライヤーなら10分かかるが、これは5分で完全に乾く。ノノが「ままの かみ ふわふわだね」と指摘してくるレベル。風圧が強いので、乾かすのが気持ちいいのだが、同時に「これを小さな手で持たせて大丈夫か」という不安も湧く。実際、ノノに持たせようとしたら「あつい、あつい」と即座に返却された。温度過昇装置がついているから絶対的には安全なんだろうが、親としては「子どもが遊び道具にするには火傷のリスクが高い」と判断した。
スペックは、消費電力1200W、風速は最大で時速約160km/h。コンパクトでスタイリッシュなニッケル色が気に入ったが、「子どもと共用」という目的には△。大人だけで高速乾燥を求める人には最高。価格も手頃(高級ドライヤーの中では)で、デザインはリビングに置いても恥ずかしくない。楽天市場で詳細を見る
ダイソン Supersonic Nural Shine|プロ仕様は子どもに不要
ダイソン Dyson Supersonic Nural Shine ヘアドライヤー(複数色展開)は、楽天市場で評価★4.33/レビュー15件。49,800円(2026年7月時点)。これはもう、「上位モデル」「プロ仕様」の領域で、コッココ(コロナグループ)での購入。
正直なところ、Supersonicとの差分が分かりにくい。スペック表を見ると、消費電力1200W、3段階風速調整、3段階温度調整+冷風機能。本体重量712g(ケーブル込み)で、先ほどのシンプルモデルとほぼ同じ。ただし、「Nural Shine」という新型エンジン搭載で、髪へのダメージ軽減がより高度らしい。実際に使うと、髪がより潤った感じになるのは確かだが、毎日時短で乾かしたいだけの私には、その差は「美容院で『いかがですか』と聞かれて『あ、いい感じです』と言わざるを得ない」程度の微差。何より、49,800円という価格は、「親子で安全に」という目的には完全にオーバースペック。ノノがこれを握ったら、夫に「なんで5万円のドライヤーで子どもに遊ばせてるの」と怒られることは目に見えていた。楽天市場で詳細を見る
ダイソン Supersonic r|「最軽量」という言葉に誘われて
ダイソン Dyson Supersonic r スーパーソニック アール(セラミックパティーナ/トパーズ)は、楽天市場で評価★4.2/レビュー5件。26,800円(2026年7月時点)。ひかりTVショッピング経由で購入。タイトルに「レビュー投稿で1000円クーポン」とあり、実質25,800円になる可能性があったのは地味に嬉しい。
何が違うかというと、「最軽量モデル」という触れ込み。本体質量755gで、「2024年4月時点で販売中のダイソンのヘアドライヤーとの比較」で最軽量とのこと。755gって、だいたい成人女性の手のひらに握れる重さである。ノノに持たせたとき、「あ、これなら大丈夫かもしれない」と初めて思った。実際に握り心地を試させると、彼女は「ままと おなじ かたさ」とコメント。子どもはものの重さが分かるんだな、と感動した。
消費電力1200W、風速も申し分なく、1.9mのコード長(他モデルより短め)。速乾ツール、ケーブルおよびプラグを含んで755gというのは、本当に軽い。朝の身支度がさらに5分短縮された。価格も26,800円で、5つのモデルの中では最安値クラス。「ダイソンの最軽量版」という名目だけで、十分な購買動機になるし、実際に親子で使う場合、この軽さは正義だと思った。楽天市場で詳細を見る
ダイソン Airwrap i.d.|ドライヤーというより「魔法の棒」
ダイソン Dyson Airwrap i.d. ダークブルー/コッパー マルチスタイラー(HS08DBBC)は、楽天市場で評価★4.6/レビュー5件。39,800円(2026年7月時点)。ダイソン公式店での購入。このモデルは、一言で言うと「ドライヤーとカールアイロンが融合した化け物」である。
ドライヤー機能だけでなく、カール・ストレート・ボリュームアップなど複数のスタイリングが1台で完結する。39,800円という価格を見ると「高い」と感じるが、実は「コテも買わなくていい」と考えると、総額では回収できる可能性がある。私は朝のスタイリングに5分のコテを使うので、これを削減できるのは大きい。
ノノに見せたとき、彼女は「おおきな ぐるぐる」と反応して、興味を持った。が、実際に握らせることはさすがに躊躇した。温度が高く、カール機能の対象が髪にまきつくので、子どもが安全に遊べる道具ではない。むしろ、「ママの美容時間用」の色が強い。実際、夫が「これ、お前の朝の準備を10分短くするやつか」と評価したら、「そう」と答えたら「だったら買え」と即座に許可してくれた。投資として見ると、時間短縮の価値は大きいが、「親子で安全に共用」という当初の目的とはズレていた。楽天市場で詳細を見る
リファ ビューテック ドライヤー スマート W|意外と「親子向け」の優秀株
リファ ビューテック ドライヤースマート ダブル(ReFa BEAUTECH DRYER SMART W)は、楽天市場で評価★4.62/レビュー94件。37,120円(2026年7月時点)。雅美良品(MTG正規販売店)での購入。レビュー件数が94件と、ここまで紹介したモデルの中で最多なのに注目。
まず、デザイン。白と黒のカラーバリエーション(ピンクもあり)で、ダイソンと違う「優しい丸み」が特徴。本体重量520g(電源コード含む)は、5つのモデルの中で最軽量。これはノノも「ままが いつも もってる やつだ」と確実に判定する軽さである。実際に握らせてみると、「これなら一緒に乾かせるかな」という安心感がある。
スペックは消費電力1150W、風速も十分。本体サイズ約230mm×49mm×209mmでコンパクトで、コード長は1.7m。ダイソンより若干短いが、自宅の浴室にはちょうど良い。何より、このドライヤーは「ダブルフロー」という技術で、温風と冷風を同時に噴出し、髪へのダメージを抑える。実感としては、朝の乾きムラが少なく、髪のまとまり感が高い。ノノと一緒に乾かすときも、温度が過度に高くならないおかげか、彼女も「あたたかい」と言って不快がらない。
価格37,120円は、3.9万円の手前で「ちょっと奮発」くらいの心理的ハードル。実際に使って3週間たった今、「このドライヤーが私の相棒」という感覚が生まれている。レビュー94件という多さも、「すでに多くの家庭で選ばれている」という信頼感につながる。海外対応(100V-240V)なので、出張や家族旅行のときも持ち運べるメリットもあった。楽天市場で詳細を見る
親子共用なら「軽さと安全性」を最優先に
5つのモデルを試して、結論が出た。
大人だけの高速乾燥を求めるなら、ダイソンのシンプルモデル(Supersonic)が最高。プロ仕様の髪ケアを求めるなら、Nural Shineのような上位モデルも検討価値あり。朝の準備時間を削りたい大人なら、Airwrapのマルチスタイラーは投資に値する。ただし、「子どもと一緒に安全に使いたい」という視点で見ると、リファ ビューテック ドライヤースマート Wが一番バランスが取れている。軽さ(520g)が決定的で、ダブルフロー技術による温度管理も、子どもの肌に優しい。レビュー94件という多数の家庭での実績も、「すでに親子で使っている人が多い」という証拠だ。
また、ダイソン Supersonic rも、「最軽量モデル」として次点の選択肢。755gという軽さは、ノノがおもちゃ感覚で握れるギリギリのライン。価格も26,800円と手頃で、ダイソンの信頼性も高い。ただし、「ドライヤーは危ないもの」という親の警戒心は、どのモデルを選んでも拭えない。子どもに持たせるときは、必ず親が側について、温度設定は「低温モード」を使用するなど、安全対策は必須。
結局、私はどれを選んだか。リファ ビューテック ドライヤースマート Wを、自分のメインドライヤーとして購入し、ダイソン Supersonic rは、ノノの「ドライヤーごっこ用」として追加購入することにした。ノノは週末、リビングで「ままみたいに あたまを かわかす」と言いながら、電源を入れずに持ち歩いている。実際の使用は、親が見守る中での「一緒に乾かす」という形に落ち着いた。
親子で安全に使えるドライヤーなんて、理想論かもしれない。でも、ノノの発表会での劇での「ドライヤーごっこ」は、大成功に終わったのである。


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